備忘録。
南極に行って思ったこと。

10才頃かな。借金取りがドアを叩く音と親の暴力に毎日怯えていた頃。
病院のベッドで深夜に朦朧としながら息苦しくて辛くて、点滴を見上げて夜明けを待ちながら、「神様、お願いします。元気な大人になれたら、働いて一億円支払うから、どうか私をこの苦しさから解き放ってください」と祈っていた頃。
小さくて弱くて、貧しくて、不安で恐ろしくて、愛することも愛されることも正しく知らなかった頃の、あのちっぽけな自分にタイムマシンで会いに行って教えてあげたい。

あなたはこれからもっと生きて、人を心から愛し、命に代えても守りたい存在を宿し、学び続け、組織を興し、多くの素敵な人たちと関わる。
あなたの愛しい存在は、さらに心から人を愛し愛され、あなたの元を巣立ち、あなたはそれを心から嬉しいと思う。
50代半ばになる手前あたりで世界中の国の人たちと南極に行って、そこでミセスグリーンアップルのLIVE当選通知をもらうものの、5日以内に7-11に行って支払えと言われて、え゛っ？…とたじろいでいる。
まぁ、とにかく大丈夫なのよ。
あなたの人生は、今は悲劇に思えるかもしれないけれど、大いなる喜劇に変わるから、安心なさい。
でも、だからこそ、学び続けなさい。

ってぎゅっうっと抱きしめてあげたい。
たぶん、当時の私は、「へ？ミセス…何って？7-11って何？なんで南極なん？南極とか行きたくないし…」と言いながらも、きっとく分からんながらも安心するに違いない。
知らんけど。

そういや、神様への借金も未納やし…